スタッフブログ
薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。
派遣の基礎知識
2025.01.06
「派遣薬剤師あるある20」お悩み解決のヒント、教えます!
- ドラッグストア
- 薬剤師
- 派遣
- 調剤薬局
- 単発派遣
- 求人
- 仕事
- 派遣社員
- キャリア
- アプロ・ドットコム
専門職として働いていると、業界ならではの「あるある」をわかり合えることが多いですよね。薬剤師の世界にもつい共感してしまう「あるある」が多く存在します。今回は派遣薬剤師として働いている人に共感してもらえる「あるある」を集めてみました。
派遣薬剤師として働いたことがある人も、派遣薬剤師に興味を持っている人も、「あるある」を見ながら、派遣薬剤師の働き方や環境などを想像してください。また、「あるある」な悩みを解消するためのポイントもあわせて紹介しますので、参考にしてください。
知識・スキル編
1.風邪をひいても病院に行くのが面倒になる
「この症状だったらこの薬が何日分くらい処方される」というのがすぐに思い浮かんでしまうのが薬剤師です。そのため、風邪をひいても「薬を処方してもらうためだけに、混雑している病院に行くのは…」とためらってしまうようです。医師以外が薬の処方をすることは法律に違反するためできませんが、薬剤師なら風邪の症状から適切な市販薬を選ぶことができてしまいます。
2.目分量でグラムの重さがわかる
毎日調剤を続けているうちに、グラム単位の重さが目分量でわかるようになったという人も。そうなるともはや職人というレベルです。ぴったり合わせるのは難しいですが、続けているうちにおおよその重さはわかるようになるものです。職人レベルをめざして経験を積んでいきましょう。
3.一包化職人は職場のヒーロー
「一包化」とは、患者様が同じタイミングで飲む複数の薬をまとめて一包にすること。スピードや正確性が必要で、経験による差が大きく出る作業です。手間がかかるため、忙しい時間帯などに一包化の作業が入ると負担に感じる人も多いでしょう。
しかし、職場に一包化が得意で「一包化職人」と呼ばれているような人がいることも多いのでは。一包化職人が調剤業務に入り、どんどん一包化を進めてくれると、調剤室に救世主が現れたような雰囲気になるでしょう。
一朝一夕には身につかない技術ですが、落ち着いて作業ができる時間帯に経験を積んでコツを掴むと、今度は自分が「一包化職人」として羨望の眼差しを向けられるようになるかもしれません。
4.とにかくジェネリックにこだわるお客様の対応が大変
現在は、インターネットやテレビなどのメディアからさまざまな情報が手に入ります。そのため、ジェネリックのメーカーや薬の種類などを自分なりに調べてくる患者様がいます。
このメーカーのこの薬じゃないと嫌だなど細かい指定をされたり、とにかく1円でも安い薬にしてほしいというご要望をいただいたりします。また、きちんと調べずに処方された医薬品をジェネリックに変えたいと言いに来たものの、先発品しかない薬の場合もあります。
いずれの場合も、患者様に適切な情報を伝えてきちんとした対応をするには、薬に関する詳しい情報や最新の知識を常に身につけておく必要があります。さらに、身につけた知識を適切な形で患者様に伝えるためのコミュニケーションスキルや対応力を習得すると役に立つでしょう。
5.薬の効能がわかるだけに一般薬になると少し残念
副作用が少なく安全性が高いと認められた処方薬を、一般薬(市販薬)に転用したのが「スイッチOTC医薬品」。効果が高い薬をドラッグストアなどでも気軽に購入できるようになるため、患者様にとっては便利な制度です。
しかし、薬剤師として長年その薬を調剤していると、一般薬になってしまうことを残念に感じることもあるようです。その薬の有用性を熟知し、扱う頻度が高かった薬だと少し寂しくなる気持ちもわかります。
職場・環境編
6.薬剤師は残業が多いと思われがち
職場環境によって大きな違いがありますが、薬剤師は一般的に残業が多いと思われています。調剤薬局、ドラッグストア、病院など、どんな職場でも終業時間間近に時間がかかる処方箋がやってくるなど、残業して対応せざるを得ないケースは発生します。また、営業時間中に調剤に追われた結果、閉店後に薬歴を書き進めることもあります。
正社員は残業して業務を行うことが常態化している職場でも、派遣薬剤師は残業がないことがほとんどです。就業時間が契約によって決まっており、残業が発生する職場であっても1日何分以内、1ヶ月何時間以内と細かく決まっているため、契約条件に則った勤務になるからです。
7.静かに見えても調剤室内は戦場
大きな声を出したり、言い合ったりするようなことはなく、どちらかというと静かな環境であることが多いため、外から見ると穏やかに見える調剤室。「静かに見えて実は、現場は結構慌ただしい」と感じている薬剤師は多いのではないでしょうか。
曜日や時間帯、繁忙期などにかなり忙しくなる店舗の場合、表面的には静かでも常に慌ただしくギスギスして働きづらい場合もあります。派遣薬剤師として働く前に、職場環境についてしっかり確認することが必要です。
8.派遣薬剤師への風あたりが強い
派遣薬剤師が複数勤務していたり、繁忙期は派遣薬剤師がいるのが当たり前な店舗など、派遣薬剤師の受け入れ実績が豊富な職場の場合は良いのですが、派遣薬剤師を受け入れたことがなかったり、派遣薬剤師が続かなかったりする職場は要注意です。
待遇が悪いと感じた場合は、「派遣会社のコーディネーターに相談」「契約が満了となったら更新しない」などの対応をとりましょう。そんなことが起こらないように、契約を結ぶ前にきちんと職場の雰囲気や環境について説明してくれる派遣会社を選ぶとよいでしょう。
9.お客様・患者様から風邪をもらいやすい
薬を必要としている患者様は何らかの疾患がある人がほとんどです。同じ空間にいるだけで感染する疾患は多くないですが、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行る時期は注意が必要です。病院はもちろん、調剤薬局やドラッグストアも、感染症を患っている人が多く訪れます。なるべく感染らないよう予防や対策を心がけるとともに、体調管理には常に気を配りましょう。
10.「先生」と呼ばれることに抵抗がある
専門職である薬剤師は、患者様から見たら「先生」なのかもしれません。しかし、医療分野で「先生」というと医師のイメージが強いのではないでしょうか。薬剤師同士でも「先生」と呼ぶことがあり、特別なことではないのですが、「先生」と呼ばれることに慣れないという薬剤師も多いようです。専門職として働いていることを誇りに思い、照れずに堂々としていましょう。
プライベート編
11.つい「お大事に」と言ってしまう
毎日仕事で「お大事に」と挨拶を続けていると、気づいた時には口癖になっているという人も多いようです。悪い言葉ではなく、丁寧な印象もあるので問題はなさそうですが、ついうっかり患者様以外のお客様に言ってしまうこともあります。
疲れていたり、ボーッとしていたりすると、プライベートで友人との別れ際に「お大事に」と言ってしまった経験がある人も。職業を知っている友人なら笑って済ませてくれるでしょうが、あまりにも疲れている自覚がある人はきちんと休みを取るようにしましょう。
12.患者として薬局に行くときには身分を隠す
自分が患者として調剤薬局を訪れる際に、具合が悪いにもかかわらず、ついついほかの薬局の仕事の仕方を見てしまうという人も多いでしょう。ほかの薬局のやり方を研究したいという気持ちが強い時は、不自然な行動をしないように心がけましょう。保険証から薬剤師であることが疑われたら、薬剤師ではなく薬局のスタッフだと説明する人もいるようです。
13.自分の家族にも薬の説明をしてしまう
処方薬、市販薬ともに家族が薬を飲んでいると、何を飲んでいるのか気になるものです。薬を見ると、それが何に効くのか、どのような意味で処方されたのかなど、薬についてついつい説明してしまう薬剤師もいるようです。よかれと思って説明したのに、面倒くさそうな対応をされてしまうこともあるかもしれません。
しかし、何か疑問があった際に、薬について質問できる人が家族にいることを心強く感じてくれて、頼りにされている人が多いのではないでしょうか。最新の知識を身につけることが仕事に役立つのはもちろん、家族のためにも役立つと思うとやる気もUPするものです。
14.水以外で薬を飲んでしまう
患者様に服薬指導をするときは「必ずお水で飲んでくださいね」と毎回言っているのに、自分が薬を飲む時には近くにあった適当な飲み物で飲んでしまう…という薬剤師も意外といるようです。もちろん薬のことは把握しているので、飲み合わせが悪いドリンクを選ぶことはありませんが、薬剤師が集まると笑い話としてよく話題に上がります。
仕事編
15.薬剤師に向いていないのでは?と思う
薬剤師の資格を取り、いざ仕事を始めると知らないこと、わからないことだらけで、仕事に慣れるまで必死にがんばってきた人が多いのではないでしょうか。知識が身につき、経験を着実に積んで業務に慣れてくると、「薬剤師に向いていないかもしれない」と思う人が多いようです。
「薬剤師に向いているかいないか」というより、仕事に対する余裕ができて周囲のことや自分の将来について考えるゆとりができたということでしょう。薬剤師を辞めるのではなく、働き方を変えてみることで悩みが解消されることもあるかもしれません。
16.やりたい仕事がなかなかできない
派遣薬剤師は3年以上同じ職場で働くことができないため、長期にわたる仕事は担当できません。調剤は、慣れている薬剤師や長期間働く予定の薬剤師が行ったほうが効率が良いため、派遣薬剤師は投薬などの仕事を担当することが増えます。
好きな業務、得意な業務や、これから身につけたいスキルなどは人ぞれぞれです。やりたい仕事ができていないなら、自分のキャリアプランを見据えた働き方を選びましょう。
17.スキルアップが難しい
派遣薬剤師として働いているとスキルアップやキャリアアップが難しいという声があります。しかし、講座を受講したり、勉強会に参加して知識を深めたり、さまざまな職場を体験することでもスキルアップは可能です。
派遣の場合はマネジメントをする機会はほとんどありません。やりたい業務や理想のキャリアがある人は、それを叶えられる環境で働けるように検討しましょう。管理薬剤師などマネジメント職でキャリアアップしたい人は、正社員への転職を視野に入れた方がよいでしょう。
18.薬剤師は高時給な分だけ忙しいんでしょ?と言われる
派遣薬剤師は、事務をはじめとした一般の派遣の仕事と比較すると高時給です。専門性が高く、資格が必要なため時給が高い傾向にあります。「時給が高い=忙しい」と捉える人もいるようですが、派遣薬剤師は必ずしも忙しいから高時給というわけではありません。
19.不動産投資などの営業電話が多い
薬剤師宛にかかってくる電話で多いのは、不動産投資などの営業電話です。薬剤師は高所得者だと思われているため、さまざまな営業電話がかかってきます。
最初の頃は患者様からの相談電話と勘違いしたり、長々と話を聞いてしまったりすることもあるかもしれませんが、慣れてくると営業電話であることに気づくのが早くなり、断り方も身につきます。営業電話にイライラした経験のある人は多いと思いますが、自分なりのお断りフレーズを決めるとよいでしょう。
20.次の職場が見つからない
派遣薬剤師の場合、契約が満了した後や契約が更新されなかった場合に、次の仕事がなかなか見つからないという人も多いようです。副業の人やマイペースに働いている人はブランク期間も気になりませんが、きちんと稼ぎたいと思っている人は不安になる人もいるでしょう。
派遣薬剤師をする場合は、薬剤師の仕事が豊富にある派遣会社に登録することをおすすめします。常に多くの求人がある派遣会社なら、契約満了前に次の仕事を紹介してもらえることも多く、安心して働くことができます。
派遣薬剤師として働くなら「アプロ・ドットコム」で!
「派遣薬剤師あるある」、いくつ共感できたでしょうか。契約のこと、職場環境のこと、また契約満了後の次の仕事のことなど、派遣薬剤師として働く際に心配なことは信頼できる派遣会社に相談するのが解決の近道です。
「アプロ・ドットコム」は薬剤師に特化した就業支援を続けて25年以上の実績があります。業界の動向、就業先企業の情報に精通したキャリアアドバイザーが担当するので、詳細な情報を事前に確認した上で安心して働けます。最短1日から働ける単発派遣の求人も扱っており、初めて派遣薬剤師をしたい人も転職を考えている人も、興味がある方は気軽に相談してください。